大家と交渉してみるといいことあるかも
結婚をした時に、ペットも一緒に住めて安くて手頃な物件はないかと探していた時に見つけたのが、バス・トイレ別の3LDKの物件でした。
外観は思っていたよりも古い感じでしたが、内装はキレイで思っていたよりも広く、収納も多く「これはいいかも」と思ったのですがお風呂を見てびっくりしました。
いつからあるのか分からないぐらい古い浴槽がどーんとありました。
深さ1mぐらいの正方形の初めて見るタイプの浴槽でした(賃貸なのでユニットバスを想像していました)。
他の設備は全部リフォームされていて、シャンプー台・シャワー・トイレ・クーラー等すべて新品でしたがなぜか浴槽だけ使い古しの物でした。
物件は気に入ったけれど浴槽がちょっと…と不動産屋さんに言ってみると、「じゃあ大家さんに交渉してみましょうか」という事になり電話で交渉することに。
人の良さそうな年配の男性が電話口に出て、「借りてくれるならクーラーをもう一部屋、新しいのを付けてあげるよ。」と言って下さいました。
この流れなら浴槽の事も頼めるかもしれないと思い、浴槽を変えてほしいと伝えてみると「それはだめだよ!」とそれまで穏やかな雰囲気だった大家さんが急に早口に。
詳しく話を聞いてみると、お風呂がとっても好きでこだわりのある大家さんだったようで、「ユニットバスに変えるのはすぐできるけど、それじゃ湯船が浅くて肩までちゃんと浸かれないから疲れが取れないからダメなんだよ。」という事でした。
でもキレイな浴槽がいいんですよねぇ…とおずおずと頼んでみると、「よし分かった!いい感じの浴槽見つけて新しくしておいてあげる。その代わりに2台目のクーラーはなしね。」と変えてもらえる事になったので賃貸契約を結びました。
いよいよ引っ越しの日になり、どんなお風呂になっているかなぁとワクワクしながら行ってみると、ちょっといい旅館の部屋風呂のようなすごくステキなお風呂が出来上がっていました。
まさかそこまで豪華な感じになるとは思っておらずびっくりしましたが、とても気に入っています。
いつもはあまり交渉などできない性格なのですが、交渉してみて良かったと思います。