賃貸選び・引越し業者選びで失敗しないコツ

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賃貸物件の失敗談 1年で引っ越しました

今住んでいるマンションの前に住んでいた築35年のぼろアパートのこと。

夫と離婚すると同時に、子供と私の母を連れて物件探しをしました。
子供が小学生で、折角できた友達と離れたくない様だったので、地元の小さな不動産屋さんで学校周辺の家賃10万以内の物件を急いで探してもらいました。

 

「6畳2部屋、南向き、2階の角部屋、内装総リフォーム済、モニター付きインターフォン、キーレスドア…」とやたらと素敵なうたい文句の物件が気になり、しかも家賃8万5千円。


「ここ、見に行きます!」とすぐに自転車に乗って、内見に向かいました。
でも、最初から気になっていました。素敵なうたい文句の割に、外観と部屋の写真が載っていないこと。

 

「ここで~す!」と不動産屋さんのお姉さんが自転車を止めたのは、古くて全く目立たない、プレハブみたいな2階建てのアパート。そういえば、こんな建物あったっけ?
いつも普通に自転車で通り過ぎていたアパートでした。

 

錆びついてギシギシ言う階段を恐る恐るのぼり、鍵を開けてもらって部屋に入ると…3.11の震災の直後だったこともあり、資材の搬入が遅れているそうで。


部屋に入ったらいきなりど真ん中に真新しい便器がドーンと置いてあり、新しくなるというドアも中に立てかけたまま。キッチンの床はまだ張られておらずコンクリートがむき出し、風呂場もまだバスタブが付いていない。


かろうじて確認できたのは、2つの部屋のクローゼットと片方の部屋にだけついているバルコニー。
確かにさんさんと日が差し込んで、暖かかったのを覚えています。

 

私は正直、他の不動産屋さんもあたって、他の物件も見たかったのですが、うちの母が「安いし、急いでいるからここでいい」と言いだし、即決しました。

 

引っ越してくるまでには、内装が仕上がり、確かに中だけはきれいでした。
ですが、住んでみてから分かる事も…。


夏は死ぬほど暑く、冬は寝ていられないくらいに寒い。家の中でも息が白くなるくらい。


私達家族以外は男の人ばかり住んでいるアパートで、下の家はしょっちゅう人が集まり夜中まで騒いでうるさいし。
耐えられなくて、1年で引っ越してしまいました。